教育・研修
高齢者に多い入浴の事故/令和6年9月
感染症予防について(BCP研修の振り返り)/令和6年8月
介護職で求められる接遇「接客から接遇」/令和5年12月
ノロウイルス・インフルエンザ管理/令和5年11月
スライディングボードの活用/令和5年10月
口腔ケアとは?/令和5年8月
介護現場におけるハラスメント対策/令和5年6月
高齢者虐待防止研修/令和5年5月
今月の勉強会は自社で作成している【高齢者虐待防止マニュアル】の再確認を行いました。
『高齢者虐待防止に資する基本理念』
早期発見・早期通報による市区町村との連携を以って高齢者の尊厳の保持及び権利利益の擁護を推進します。
『運営方針』
●虐待の発生・再発を防止するための委員会を定期に開催します。
●社内での策定した虐待防止マニュアルにより行動します。
●虐待防止に資する研修を定期に開催します。
●虐待防止にかかる担当者を定めます。
インシデント(ヒヤリハット)報告はその背景に虐待を予見する可能性もあります。毎月の全体会議の場におきましてインシデントの詳細をみなで振り返り虐待の可能性はなかったのか点検しています。
事業所内看取りケアマニュアルの再点検/令和5年3月
身体拘束廃止/令和5年1月
高齢者虐待防止/令和4年12月
インフルエンザ予防/令和4年11月
ノロウイルス感染対策/令和4年10月
~ゆっくり、やさしく、ていねいに~タッピングタッチを体験してみよう/令和4年9月
口腔機能(食べること、飲みこむこと)の支援について/令和4年8月
免疫力の低下している高齢者に取って口腔内トラブルは重篤な疾患につながる見過ごせない分野です。今回の出前講座では解りやすいイラスト付きの資料で丁寧に講義をしていただきました。
県庁からお越しいただいた講師の先生との質疑応答では「意思の疎通がとれるご利用者で急に嚥下しなくなる事がある。その考えられる原因とは」「おすすめの歯磨き粉等ありますか」「現在、食事前などにパタカラ体操を行っています。他に口腔体操でおすすめ等あれば教えていただきたい」「口腔ケアを行う前と行った後で菌の数はどのくらい違うか」など上がり闊達な意見交換ができました。今後の口腔ケアにおける質の向上、新型コロナウイルス感染予防対策に寄与する講座となりました。
脱臼について/令和4年6月
ケア記録/令和4年5月
介護・看護による腰痛予防/令和4年4月
社内看取りケアマニュアルの再確認/令和4年3月
自動体外式除細動器(AED)の手順再確認/令和4年2月
法人合同勉強会「高齢者に多い入浴の事故」/令和4年1月6日(木)
法人合同勉強会「がんとともに生きる」を支える/令和3年12月6日(月)
感染拡大防止・食中毒予防/令和3年11月22日(月)
嘔吐物の適切な処理/令和3年9月27日(月)
身体拘束廃止/令和3年8月23日(月)
【身体拘束廃止】
●身体拘束廃止のための5つの指針
①トップが決意し、施設が一丸となって取り組む
②みんなで議論し、共通の認識を持つ
③身体拘束を必要としない状態の実現を目指す
④事故の起きない環境を整備し、柔軟な応援態勢を確保する
⑤常に代替的な方法を考え、やむを得ず身体拘束する場合は極めて限定的にする
●緊急やむを得ない場合の3つの要件
①切迫性:本人または他利用者の生命・身体が危険にさらされる可能性が著しく高いこと
②非代替性:身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護がないこと
③一時性:身体拘束その他の行動制限が一時的なものであること
※仮に3つの要件を満たす場合でも、以下の点に留意して手続きを進めなければならない
【施設全体で判断する】
【ご本人やご家族に対し説明し理解を得る】
【常に観察・再検討する】
【記録の義務化】
高齢者のための熱中症対策/令和3年7月26日(月)
虐待防止勉強会・介護ロボット操作方法再確認/令和3年6月28日(月)
新型コロナウイルスワクチン接種の正しい知識/令和3年5月24日(月)
社会福祉施設等におけるノロウイルスに関する留意事項/令和3年4月26日(月)
感染対策普及リーフレット/令和3年3月22日(月)
新型コロナウイルス感染症に対応する介護施設等の職員のためのメンタルヘルスについて/令和3年1月25日(月)
介護職員のための感染対策マニュアル/令和2年10月26日(月)
お看取りケアマニュアルの確認/令和2年9月28日(月)
介護看護職としての役割とプロ意識/令和2年8月26日(水)
腰痛予防/令和2年7月27日(月)
今月の勉強会は「職員腰痛予防のポイント」と題し皆で議論を深めました。
【腰痛予防のポイント】
①腰痛を発生させるリスクを適切に評価すること
②その結果に基づいて、適切な作業方法(介助方法)を選ぶこと
③リスクの高い作業のリスクを低減すること
④介護者が同じ方法と手順で作業できるよう「作業標準」を作成、見直しを周知すること。
【腰痛が悪化する主な介護場面】
①移乗介助②入浴介助③トイレ介助④清拭、おむつ交換、体位交換、清潔整容介助、食事介助⑤歩行介助
新型コロナウイルス感染対策/令和2年6月22日(月)
介護技術/令和2年5月25日(月)
新型コロナウイルスを防ぐには/令和2年4月27日(月)
嘔吐物処理の安全な手順/令和2年3月23日(月)
新型コロナウイルスを防ぐには/令和2年2月26日(水)
●新型コロナウイルス感染症とは
ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴。
感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。
●新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。
【飛沫感染】
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
【接触感染】
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
●日常生活で気を付けること
①手洗い(石けんやアルコール消毒)
②咳エチケット。咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に感染させてしまう危険があります。
③持病のある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意をする。
発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休むことが重要。発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録をする。
令和2年3月8日、太田市内での初の罹患者がでました。感染症対策を講じ緊張感を持って日々のケアに当たって参ります。
高齢者虐待/令和2年1月27日(月)
●高齢者虐待とは
◎身体的虐待
◎放棄放任(ネグレクト)
◎心理的虐待
◎性的虐待
◎経済的虐待
弊社では高齢者虐待防止に向けた「虐待予防策チェックリスト」を活用し組織運営・チームケアの実施・提供するケア・倫理や守るべき法令・組織の雰囲気の各項目ごとに点検しケアにあたるようにしています。
高齢者のインフルエンザの重症化について/令和元年11月25日(月)
B型・C型肝炎ウイルス対策/令和元年10月28日(月)
食事ケアのやってはいけないこと/令和元年9月25日(水)
教育・研修報告
救急時のやってはいけないこと/平成30年4月23日(月)
AED(自動体外式除細動器)操作練習/平成30年3月26日(月)
呼吸管理のやってはいけないケア/平成30年2月26日(月)
AED操作方法の復習/平成30年1月22日(月)
1年間のインシデント件数を分析して見えたこと/平成29年12月25日(月)
日中車椅子に座って過ごさせてはいけない/平成29年11月27日(月)
『高齢者に日中のほとんどの時間を車いすに座って過ごさせてはいけない。』
どうしてか
・車いすを使用している高齢者は、腰椎だけでは適切な姿勢が保持できず、よい姿勢で座り続けることが難しい。
・車いすに長時間座ることにより、座骨座り(ずっこけ座り)になり、身体に悪影響を与える。
どうするか
・座位活動に休憩をいれる。
・座り直しや姿勢の修正を行う。
・車いす用の除圧クッションを用いる。
・高齢者の身体の大きさや身体機能に合った車いすを選択する。
・車いすは移動用具のため、普通の椅子に座ることができないかを検討する。
なにを見るか
・高齢者は日中、車いすに座りきりになっていないか。
・座骨座りになっていないか。
褥瘡(床ずれ)の発生要因にもなります。さまざまな企画やレクリエーションを提供し車いす生活になったとしても日々身体を動かす活動的な環境を整備しております。
躁うつ患者を安易に励ましてはいけない/平成29年10月23日(月)
今月の勉強会のテーマは
【抑うつ患者を安易に励ましてはいけない】です。
・抑うつ患者は励まされることで、追いつめられて自責の念が高まり、精神症状が悪化しやすい。
・自殺願望を高める恐れもある。
したがって我々介護者は支持的な態度でご老人に寄り添い、ご老人の発言内容をそのまま受け止める姿勢で向き合うことが必要になります。
話しはそれますが、そう言われてみますと私も「頑張ろう」という言葉があまりすきではありません。
・抑うつ患者は励まされることで、追いつめられて自責の念が高まり、精神症状が悪化しやすい。
・自殺願望を高める恐れもある。
したがって我々介護者は支持的な態度でご老人に寄り添い、ご老人の発言内容をそのまま受け止める姿勢で向き合うことが必要になります。
話しはそれますが、そう言われてみますと私も「頑張ろう」という言葉があまりすきではありません。
「もう十分頑張っている!」という言葉が脳裏を横切るからです。頑張ることも人生で必要ですが、頑張ろうより「踏ん張ろう」の方が私は自然に呑み込めます。
今回の勉強会のテーマは我々介護者には欠かせないコミュニケーションでの落とし穴ですね。
今回の勉強会のテーマは我々介護者には欠かせないコミュニケーションでの落とし穴ですね。
『介護は奥が深い。』
心疾患のある方へのリハビリテーション/平成29年8月28日(月)
にじいろ・こもれび合同勉強会
今月の勉強会は群馬県立心臓血管センターよりリハビリテーション課長の先生にご登壇いただき【心臓リハビリや疾患プログラムについて】と題しお話しいただきました。
~質疑応答内容~
Q:「椅子に座ってかかとを上げ下げするだけでも効果はありますか。」
A:「効果はあります。その際に膝を手で押さえながら行えば手の運動にもなります。運動を行う際は息を吐きながら呼吸に合わせて体を動かすことで血圧の乱高下を防げます。」
Q:「リハビリに後ろ向きの人にはどう対応すればよろしいですか。」
A:「無理やり行っても効果がないので無理じいはせずに本人の意思を尊重します。ただそこで諦めず本人がやる気になるよう根気よく関わります。」
Q:「麻痺側のリハビリの良い方法はありますか。」
A:「無理をすると麻痺や拘縮が増幅してしまうので、まずは関節の可動練習など少しずつ関節を柔らかくするところから始めましょう。」
Q:「今回の講義内容は心疾患が無い人にも当てはまりますか。」
A:「心疾患が無い人も同様です。」
感染症対策/平成29年7月24日(月)
今月の勉強会は行政主催の研修に参加した職員からの研修報告です。
研修名:「介護施設における感染症対策について」
①感染症の基礎知識と感染対策の基本
②手洗いの重要性(手洗いと手指消毒)
③ESBL菌とは
誰しも体内に住んでいる菌、免疫力が安定していれば体内の菌が悪さをすることはありませんが、加齢に伴い免疫力の低下を来すと発症リスクは高まります。
日常から介護スタッフやご利用者双方の手洗いや手指消毒はもちろんのこと、免疫力を高まるために『笑う』ことは大変重要です。にじいろ太田・こもれび太田をご利用されている皆様方が元気に大笑いできるよう様々な企画でおもてなしをして参ります。
ESBL菌とは、最近日本でも多く感染事例が報告されるようになった感染症です。院内感染や施設内感染に十分注意する必要があります。症状として肺炎や尿路感染が報告されております。
感染経路は接触感染ですので介護スタッフの手や指を介して感染が拡大すると言われています。感染予防は1にも2にも「手洗い」「アルコール消毒」ですね。当事業所でも引き続き清潔保持を徹底して参ります。
水害や土砂災害から命を守る/平成29年6月26日(月)
今月の勉強会は太田市の研修会に参加した職員から、研修で学んだことを現場にフィードバックです。
研修テーマ:「水害や土砂災害から命を守るために!~社会福祉施設など災害時要配慮者利用施設の管理者の皆様へ~」
●水害や土砂災害から命を守るためのステップ①
『施設の立地場所には、どのような危険があるのか確認』
●水害や土砂災害から命を守るためのステップ②
『市から発令される避難情報について確認』
●水害や土砂災害から命を守るためのステップ③
『もしもの時の備えをする』
にじいろ太田・こもれび太田のご利用者様の避難所は宝泉行政センター
7月5日に発生した九州北部の豪雨災害。群馬県は地震や災害等少なく大変住みやすい街ですが、自力避難が困難なご高齢の方々を預かる身として全職員緊張感を持って対応させていただきます。太田市から避難準備情報が発令された場合直ちに避難を開始します。
真菌感染症/平成29年5月22日(月)
介護者を守る嘔吐物処理の手順/平成29年4月24日(月)
介護ロボット使用後フォロー/平成29年3月27日(月)
うっかりミスはなぜ起きる/平成29年2月21日(火)
質疑応答
職員:仕事の抜けなどを防ぐ1番の方法はどうすれば良いか。
先生:普段自分が目にする場所に付箋などを付けて「見える化」するのが良い方法です。
職員:新しい業務を取り入れる時に周知させるにはどうすれば良いか。
先生:動線上に貼り紙などを貼って分かりやすくすることが良いでしょう。
職員:職員に重要なことを伝える際に記憶に残すにはどうしたら良いか。
先生:結末(ポイント)から話し、その後に補足説明する。確認の意味も込めて質問を受けその質問に応じた説明を行う。そうすれば相手の記憶にとどまりやすいです。
職員:物をどこに置いたかなどを忘れないようにするにはどうしたら良いか。
先生:「~に置く」など声を出しながら指差し確認をすることで記憶が定着しやすいです。
皮膚ケアのやってはいけない/平成29年1月23日(月)
1年間のヒヤリハットの集計報告/平成28年12月26日(月)
おむつかぶれへの適切なケア/平成28年11月28日(月)
研修参加報告(通所介護施設における感染症予防)/平成28年10月24日(月)
今月の勉強会は行政主催の研修に参加して得たことを現場へフィードバックです。
コミュニケーションのやってはいけない/平成28年9月26日(月)
『転倒リスクのある高齢者に急に背後から話しかけてはいけない』
なぜか?ご老人は身体が硬くなっており、呼びかけに応えようと上半身全体で振り返りがちで身体のバランスを崩す恐れがある。よってご老人の前方に回り目を見て話しかけます。
『痛みのある方に「我慢できなくなったら教えてください」と指示や説明を行ってはいけない』
なぜか?痛みや我慢は主観的なものなので、苦痛をとことんまで我慢してしまうことに繋がる。痛みが強くなってからでは鎮痛薬を投与しても効果発現に時間がかかり効果的な除痛にならない。よって「痛みがあったら、いつでも、何度でも我慢しないでおっしゃってください」とご老人が積極的に苦痛を訴えられる関係性を築くよう配慮します。
失語症の方へのコミュニケーション/平成28年8月22日(月)
脳梗塞の後遺症として失語症があります。
失語症は言語障害の1種でもう1つ失語症と間違えやすい症状に構音障害がございます。この両者の違いを簡単に整理します。
失語症:『脳梗塞により言語を司る脳の中枢神経がダメージを受け、頭で話したい言葉と口から出てくる言葉にかい離が生じている』
構音障害:『脳の言語機能は正常に保たれているが、脳梗塞等のトラブルにより口や喉の機能が低下しうまく話すことができない(頭で話したい言葉と口から出る言葉にかい離はない)』
失語症は脳の機能低下、構音障害は口や喉の機能低下によりうまく話すことができなくなる症状です。
にじいろ太田でもこれまで言語障害のご利用者を受け入れてまいりました。言語障害をお持ちのご利用者は自分の考えが相手に伝わらないストレスを抱えながらの生活を余儀なくされます。そのストレスを緩和させるために我々支援者はどのように関わりをもてばよいのか。それは筆談等もそうですが、一番重要なことはじっくりと聞く時間を設ける姿勢ではないでしょうか。こちらのペースで会話をどんどん転回することは避けなくてはなりませんね。
学会に参加して得たこと/平成28年7月25日(月)
【学び】
『在宅医療の原点』
『認知症の方の食べる喜びを支えるケア』
『認知症の方の食支援を考える』
『施設での在宅医療のあり方』
学んだことを即現場にフィードバックし皆で新たなケアの視点を共有します。
①高齢者の生きがいに『食』は上位に上がる、食べないということを「食べたくない・食べられない」と判断せず、なぜ食べないのか、その真意を探究することが重要。
②食事のリズムを確保するために起床介助の後、すぐに食卓に誘導するのではなく洗面や口腔ケアなどを行い席に着いたら姿勢を整えるなどして覚醒状態を高めることで食事摂取量は向上する。
③終末期ケアにおける食事支援は、睡眠時間が長くなるので無理に3食を提供するのではなく2食+おやつなど柔軟に食事形態の検討をしご本人が疲れないことを最優先にする、食事時間は30分をめどにするなど画一的なケアではなく個別に応じて関わること。
④現在、最期を看取る場所として最もご本人やその家族から選択されているのは自宅でも特別養護老人ホームでもなく、有料老人ホームであること。今後益々その役割は増えていくことが予想されるため有料老人ホームと医療機関の連携強化が求められる。
血圧の値が教えてくれること/平成28年6月23日(月)
今月の月1勉強会は県民健康科学大学より看護技術学教育研究分野の助教でございます佐藤先生にご登壇いただき、「血圧の値が教えてくれること」をテーマにご講義をいただきました。
【先生との質疑内容】
Q:塩分を過剰に摂取した場合どの程度の時間で血圧に変動を来しますか。
A:塩分吸収に30分~1時間を要します、その頃血圧が上昇し始めます、すぐに排出されないので1日程度は影響が出ております。
Q:血圧が低いご老人がいた場合の注意点や配慮することはなんですか。
A:血圧が低い場合身体への負担は軽いと考えてください、ふらつきもなく日常生活に異変がなければ心配ありません。
Q:血圧が低い(高い)場合の対処法はありますか。
A:血圧が低い場合は足を高くしたポジショニングをしてください。高い場合は安楽な姿勢(一番楽な姿勢)を取っていただくよう介助するようにしましょう。また血圧が高い時に瞳孔の変化や焦点が合わない場合などの所見が見られましたら主治医に報告するようにしてください。
Q:排泄と血圧に関連はありますか。
A:排泄後は30分ほど血圧が上がっていることがありますので注意してください。また排泄後に入浴をする際にも一時休憩をはさみ、入浴することでご老人の身体への負担は少なくすみます。入浴は心臓よりも脳に負担がかかります、お風呂の熱さで血圧が上がり、温まるとさらに上昇する傾向にあります。脳に病気(脳梗塞・脳出血等)の既往歴がある方は注意が必要です。
スキントラブルに関する勉強会/平成28年5月23日(月)
今月の勉強会はスキントラブルに関する勉強会を実施しました。高齢者の皮膚は皮脂欠乏症になる場合が多く痒みを伴います。痒みを放っておくと赤くただれるだけでなく不眠やストレスの原因にもなり、ご老人を悩ませる要因となります。
床ずれを予防するための工夫/平成28年4月27日(水)
今月の勉強会は県民健康科学大学の山下先生をお招きし『家庭で活かす看護技術・床ずれを予防するための工夫』と題し講義をしていただきました。
質疑応答内容
職員:「自力で体を動かす事ができるご利用者も体位変換を実施したほうがよいですか。」
先生:「好きな方向ばかり向いているご老人については臨機応変に体位変換を施行すると良いでしょう。同じ方向ばかり向いている方の場合、動きがある方でも褥瘡になる危険性はあります。」
職員:「日頃の褥瘡予防についての見落としがちな注意点などありますか。」
先生:「パジャマの縫い目や尿取りパット類のギャザー、シーツのしわなどが考えられます。寝たきりの方の場合は特に注意です。」
職員:「車いす乗車中、ずり落ちしてきた際に後方からの介助にて姿勢を直すことがありますが摩擦など褥瘡の原因となることはありますか。」
先生:「臀部(おしり)や膝裏に摩擦が生じるため褥瘡の原因となりえます。介助の際はなるべく体を浮かせるようにして皮膚に負担がかからないように実践すると良いでしょう。」
その他にも褥瘡の総論から日頃忘れがちな知識まで再度習得ができ、大変有意義な時間となりました。
先生、お忙しいなか誠にありがとうございました。
月1定例看護会議/平成28年4月27日(水)
毎月全看護師が参加して行われる看護会議。
会議では
医薬品在庫管理
機能回復訓練の個別メニュー検討
画像を用いた処置の効果測定と今後の対応方針検討
主治医への上申内容の検討
など情報共有を実施しております。
介護記録に関する勉強会/平成28年3月28日(月)
今月の勉強会は生涯学習にて通信教育講座を受講し全カリキュラムを修了した当事業所所属スタッフが先生となり、介護記録の更なる資質向上を目指し皆で知識の共有をおこないました。
お薬に関する勉強会/平成28年2月22日(月)
今月の勉強会は群馬県薬剤師会の理事をお招きし、医薬品等に関する正しい知識(使用方法・副作用等)のレクチャーを受けました。
日頃介護サービスを提供している上でのお薬に関する疑問などを専門家にスッキリ解消していただきました。
【質疑応答内容】
にじいろスタッフ:「安定剤や睡眠導入剤は遅くても何時までに飲ませるのがよいのでしょうか。時々内服を拒否されるケースがあります、あんまり遅いと翌朝に眠気が響いてしまいそうです。」
先生:「ご本人の睡眠のリズムに合わせて考えますが、夜中の2時や4時でも服用させて良いです。なるべく興奮等が出現する前に内服させることが安定した睡眠を確保することに重要となります。また、夜中など遅くに服用した場合は翌朝に傾眠ぎみになることが多いので注意してください。そういった際には短時間用の内服薬もありますので担当医にご相談ください。」
にじいろスタッフ:「粉砕した錠剤はどのようなリスクがありますか。錠剤ですとうまく飲み込めず口のなかに残ってしまったり、むせ込んでしまう場合があります。」
先生:「粉砕してはいけないお薬も多々あります。リスクとしては服用したものの効き目が予想以上に強く出てしまうお薬もありますので必ず薬剤師にご相談下さい。また、カプセルのお薬も同様で中身のみを服用させればよいということではありませんので必ず薬剤師にご相談ください。」
実際にゼリータイプの内服補助商品を使っての飲み込みを体験しました。
サービスを利用する側の体験をすることが良質なケアへの近道ですね。
食事ケアのやってはいけないこと/平成28年1月25日(月)
三大介護の一つである食事介助。
今回の勉強会は食事介助時に注意すべき項目についてみなで再点検しました。
『嚥下障害(病気の後遺症などによりうまくごっくんができない)のある人の食事介助をするときには、患者の頸部(首)を後屈(後ろに傾ける)させてはいけない』
⇒高齢者は椅子や車いすに座っている過程で、体力低下を原因に一定時間自身の下半身で上半身を支えることが困難となり、上半身が左右に傾いてしまったり、頭が後方にそれてしまいます。頸部が後屈している状態でご利用者のお口に食事を運ぶことは、嚥下に必要な首や喉の筋肉が正常に動かず、うまくごっくんができない結果、むせ込んだり、誤嚥性肺炎になったりするリスクが高まる訳です。実際我々も口に水分をふくんだ状態で首を後方にそらし飲み込もうとするとうまく飲み込めないですよね。
そのような場合には、クッションなどを首裏などにあてがい姿勢を補整したり、前方にずれてしまったおしりに対し座り直し介助を施すことで正しい姿勢を取り戻し食事介助を続けます。
『認知症のある方が拒薬するときは、食事に混ぜて薬を飲ませてはいけない』
⇒これは食事に薬を混ぜてしまうことで、ご利用者の感じる味や食感が変わってしまうためです。我々だって美味しい食事だと思って口に入れて、それが薬の味も相まって苦味があったり、科学的な味がしたり、硬い歯ごたえなどがあったら不快に思いますよね。
この誤った介助方法はご利用者に対し不快な思いをさせてしまうだけではなく、ご利用者と介護者の信頼関係さえも損なう結果となる可能性が十分にあります。
「サービスを受ける側の気持ちにまで配慮してくれていない」など期待を裏切る結果となりかねません。
認知症の方々でも不快な感情は敏感に反応します。
・相手の目を見て同じ目線で薬の飲み方についてご本人と話しあいを持ち、方法について同意を得る姿勢を持つ。
・食後に飲めなくても、時間を置いて再度内服介助に試みるなど介護者が気持ちに余裕を持ち、『主体はご本人である』という姿勢で接する。画一的にこちらの時間の都合に合わせない個別ケアが重要になりますね。
生涯学習
仕事や各家庭で多忙な中、にじいろ太田職員が自身の資質向上を目的におのおの自宅で机に向かい、それぞれが決めた講座を受講(通信教育)、無事全員修了証を手にすることができました受講費は全て会社が負担しております
【通信教育講座】
主任・リーダーの宮子塾考え方、判断トレーニングコース
創傷管理&褥瘡ケア基本から超実践までコース
介護職の観察力・記録力 文例学習会コース
①1年間のインシデント集計を分析して②疥癬研修参加報告/12月21日(月)
①日々発生するヒヤリハット、大きな事故になる前にヒヤリハットの出来事を書面化し管理しております。なぜその問題が発生したのか、どうすれば良かったのか、今後の再発防止策は何かを毎月ケアカンファレンスで議論しております。今月は年末となりこの1年間に発生したヒヤリハット事案を集計しグラフ化して分析した結果を皆で共有します。どの時間帯に、どの場所でどのような内容の事案が多かったのか、その傾向を容易に認識することができその部分に特に用心深くケアにあたることができます。
②行政主催の疥癬(ダニが皮膚内に寄生する皮膚疾患)予防に関する研修会に職員が参加して参りました。疥癬は感染性が強いのが特徴です、事業所内集団感染を予防する観点からも外部で得た最新の知識を事業所内にフィードバックします。私も現場の最前線でケアにあたっていた頃、その事業所で疥癬がまんえいしてしまった経験がありましたが大変でした。罹患者を隔離、接触する介護者は専用ガウンとマスク等で完全防備、汚染された衣類は毎回別管理で熱湯消毒、最終的にはイベルメクチン(近頃ノーベル賞で報道された)という特効薬で終息へと繋がりましたが、罹患者にもその家族、介護者にも多大なるストレスを与える結果となります。
消防訓練/平成27年12月8日(火)
集団感染予防に関する勉強会/平成27年11月16日(月)
これからインフルエンザウイルスの流行時期に入ってまいります。にじいろ太田では平成25年6月の開設当初から一例の罹患者も出さない運営をしてまいりました、今後も一例も罹患者を出さないことが当たり前でいられるよう今年も学びです。
【当事業所のインフルエンザ予防への取り組み】
外部講師より最新の知識を学ぶ勉強会の開催
高度清浄加湿装置の設置
にじいろ太田玄関に発熱・咽頭痛・頭痛等の症状がある方の面会を規制する貼り紙の掲示
入居者や職員に手洗いやうがいの適切な方法を示したリーフレットの掲示
食事前の手指消毒支援(日頃から実施中)
設備のアルコールスプレー消毒
往診医によるインフルエンザ予防接種の徹底(ご利用者・職員)
救命講習勉強会/平成27年10月26日(月)
朝晩の気温が一段と低下して参りました。
これから迎える冬に備え今月の勉強会は救命講習を実施しました。気温が低下するとその分血管は収縮します、すると発生するのが脳梗塞や心筋梗塞といった急変を要する病態の増加です。
毎年この時期に太田市消防本部の救命救急士の皆様をお招きし、心肺蘇生法やAED の使用方法のレクチャーを受けております。
万が一の備えを着実に実施して参ります。
高齢者虐待防止勉強会/平成27年9月28日(月)
群馬県社会福祉協議会様のご協力を受け、あいお社会福祉士事務所より社会福祉士の高橋貴子先生をお招きし、高齢者における虐待防止の勉強会を開催しました。
大変なかみの濃い1時間となりました。
闊達な議論が行われました。
毎月の看護会議
にじいろ太田では現在正看護師4名、准看護師3名の計7名の看護師が日々のケアを支えております。
にじいろ太田では総合病院を退院されたばかりの入居者も多く受け入れさせていただいております。
同様の機能を備えている老人ホームに比べて看護師の配置を厚くし、医療が必要となっても安心した生活ができるよう環境を整えております。
またにじいろ太田ではケアのプロセスを重要視します
なぜ疾患が発生したのか、アプローチを開始したタイミングは適切だったか、どのアプローチが作用を及ぼし、どのような効果にたどり着いたのかアプローチ前とアプローチ後の画像等比較し最善のケアが提供できるよう努めております。
みな様々な医療機関にて看護に携わり、様々な科を経験してきたプロ集団です。
声掛けの基本マナー・介護技術の応用/平成27年8月24日(月)
『10の心の花束』をもって接しましょう
介護をご提供する上で言葉がけというものは大変重要な要素となります。いくら介護技術が優れていようが、いくら最先端の知識を蓄えていようが言葉がけに親身さがなければなんにもならないと考えます。
にじいろ太田はお陰様で3年目の運営に入ることができました。職員間の連携も年月を重ねるごとに強固なものとなっております。しかしながらそれは逆を返せばサービスのマンネリ化にも繋がると考えられます。
今月の勉強会は声かけのマナーを再点検しました。
長年介護に携わっていますと介護の技術もどんどん成長していきます。時にそれは参考書ではなかなか学べないことでもあります。現場だから生み出せる技術があります。
衣服のお着替えを手伝う介助のことを「着脱介助(ちゃくだつかいじょ)」といいます。そのお手伝いの中でズボンを全て脱がなくても、下着を交換する方法があるのをご存じですか?私も先輩から教わったときは魔法をかけているようにも見えました、するりと交換してしまうのです。ご利用者様も加齢とともに関節が硬くなりますので、なるべく負担のない着替え介助の手技を獲得することは重要です。
えん下機能に関する勉強会/平成27年7月27日(月)
嚥下(えんげ)機能とは一言で申しますと『ごっくん』のことです。食べ物を口から取り込み喉から食道へ送る際に誰しも行っているのが嚥下機能になります。高齢になるにつれむせ込むが頻繁になったりするのは嚥下機能が低下してしまうからです。
嚥下機能が低下しますと、うまく食道に進めず食べかすが誤って肺へ入り込んでしまう場合があり、これが誤嚥性肺炎となってしまいます。肺炎は高齢者にとって大変危険な病でありますので誤嚥しないような食事提供と水分提供が鍵を握ります。
勉強会では今一度嚥下機能の基礎を学び、日々の安全な食事介助に繋げます。
便秘症に関する検討/平成27年6月
当ホーム所属の看護師が講師となり勉強会を開催する第2段。今月の勉強会はご老人の慢性病ともいわれる便秘症に関する検討です。現場で介護していれば誰しも遭遇するのが【なかなか便が出ない】という排便問題だと思います。
若い方でも便秘で悩まれる方は多くいる中で、ご老人
は加齢により腸の動きも弱くなり、またいきばる力も低下しますのでなお一層便秘になるリスクが増えてしまいます。一定時間腸の中に便が留まると、便に含まれる水分もどんどん吸収されてしまい、便の潤いはなくなり腸の通りも悪くなるのもその要因でしょう。
当ホームでの排便コントロールは個々によって違いは
ありますが排便がない日が3日~4日継続すると、便処置を施行しております。
ご老人を日々ケアしていて何かいつもと表情が違ったり元気がないと感じることがありますがいろいろ調べていくと【便が何日も出ていない】ということにたどり着くこともあります。
ご老人は自身が便秘症になっていること事態に気づいていないケースもありますので管理が必要です。
にじいろ太田の第1基準は難易度の高いことではありますが便処置を行わずとも自然に排便があることです
そのために当ホームでは日頃から
①水分補給の強化(1種類のお茶を機械的に出さず
様々なお茶を提供し飽きずに水分強化ができる工夫)
②集団レクリエーションなどを通しての軽運動
③腹部マッサージ
④腹部の温めを提供しております。
便が出ないからと下剤を過剰摂取させた結果、下痢となり例えば衣類を汚したり、お布団を汚されたりしてまった場合、その方が受けるショックは想像以上のことです。結果として自身の内側に閉じこもってしまい活動性も低下し、ゆくゆくは自信もなくし、閉鎖的環境に自身を追いやってしまうことにもなりかねません。活動性が低下すればあっという間に、全身の筋力が低下し寝たきりへと繋がってしまいます。排便の管理は身体的精神的共に健康でい続けるために極めて重要な要素と考えます。
消防訓練/平成27年6月5日(金)
今回の消防訓練は夜間想定を実施し、夜勤担当職員を対象に訓練を行いました。今回の出火想定場所は洗濯室とし職員へは明かさない形で火災受診板からの情報を頼りに出火場所の特定を行いました。実際に出火した場合、一人で初期消火や通報、避難誘導を担うのは非効率であり、優先順位を付けて対処することが重要です。夜間帯は出火場所の特定をしたらスプリンクラーの自動可動があるため、速やかに119番通報を行い、人手の確保のため当社と取引をしているセコムを手配(専用リモコンでスイッチ
を押すだけ)し、初期消火はスプリンクラーに任せとにかく人命救助を第1に動くこととしております。
従業員へは火災設備機器より自動で登録携帯に信号が流れ、招集するシステムを構築しております。
火元から一番遠い避難口へ誘導することも再点検できました。
第2部では全職員を対象に水消火栓を使い消化器の使用方法の訓練も実施致しました。みな「火事だー火事だー」と叫びながら冷静に操作しておりました。
今後も日々の消防設備自主点検チェック表を活用しての自衛活動を第一に安全な老人ホーム運営に取り組んで参ります。
既存マニュアルの再点検【急変時の流れ版】/平成27年5月25日(月)
今月の勉強会は急変時の対応マニュアルを再点検し『マニュアルの刷新』を行いました。
複数ある部署に所属する職員が統一した動きが取れ迅速な対応が確保できるよう皆で点検作業を実施しました。
日頃からDVD教材を活用しAEDの使用方法など訓練していますが、CPA(心肺機能停止)など前触れもなく突然発症することからとっさになると誰しも慌ててしまうものです。
今回の勉強会を通してマニュアルの劣化を防ぎ手順と実際の現場の整合性が取れたものになりました。
身体拘束廃止/平成27年4月27日(月)
医療機関では治療優先により限定的かつ同意を得た上で身体拘束を行う。
老人ホームは治療の場ではなく生活の場であることから身体拘束を行う場ではない。
当ホームにおいても開設以来拘束をしたことは一度もない。
一方で時々報道などで知るのが無届ホーム、この無届ホームでは身体拘束が日常的に行われているそうだ。
同業として心が痛む思いです。
今月の勉強会ではご利用者の尊厳の保持、どのようなプロセス(条件)を踏めば限定的な拘束が可能なのか(生命に危険が及ぶ場合)などを学びました。
在宅酸素療法に関する勉強会/平成27年3月23日(月)
当ホームではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の病で苦しんでおられるお年寄りを、開設当初より受け入れてきました。基本的な在宅酸素管理は当ホーム所属の看護師と協力往診医により行われていますが、介護職もご本人に介護を施す中で「酸素のことは知りません」
ではお年寄りにとって利益とはなりませんね。
当日は株式会社帝人様(呼吸器メーカー)より講師をお招きし携帯酸素ボンベにおける取扱い説明などを受け、知識の復習と再確認ができました。
白癬(水虫)に関する勉強会/平成27年3月
今月の勉強会はズバリ白癬です。
当ホーム所属の看護師が講師となり全職員を3つのグループと3日間にに分ける形で職員が受講しやすいようにしました。
白癬罹患者に支援する上で極めて重要なことは清潔の保持で、予防的視点です。白癬にさせないために、日頃からの患部の観察が適切です。
白癬に罹患してしまった場合、しっかり患部の洗浄を行い良く乾燥させ
履き物やバスマットなども消毒し白癬菌の増殖を絶ちます。そして医師の指示通りに軟膏を塗布していきます。白癬は痒みが発生し夜間の睡眠を妨害する危険性があり結果として日中の活動性の低下や昼夜逆転症状といった二次的課題にも繋がります。
インフルエンザ予防に関する勉強会/平成27年2月23日(月)
徐々に春めいてきた今日この頃。
冬も峠をこそうとしている中で今冬、にじいろ太田では1例のインフルエンザ罹患者を出すことなく安定した事業所運営ができました。
しかしながらまだまだ気を抜いてはいけません。
今月の勉強会はインフルエンザ予防の知識を今一度皆で復習し緊張感を持って介護にあたりたいと考えております。
昨年1年間のインシデント件数を集計して見えたこと/平成27年1月26日(月)
◎考察(分析)◎
起床時など活動を開始する朝方や入浴や掃除洗濯などが重なる午前中にインシデントが多く発生している。また発生場所としては自室が最も顕著であり、ご利用者が自身の空間で私物を触ったり移動させたりとアクティブに動くためにインシデントが多数上がったと考えられた。
起床時など活動を開始する朝方や入浴や掃除洗濯などが重なる午前中にインシデントが多く発生している。また発生場所としては自室が最も顕著であり、ご利用者が自身の空間で私物を触ったり移動させたりとアクティブに動くためにインシデントが多数上がったと考えられた。
◎結語(気づき)◎
朝方5時から8時にかけて自室での転倒
朝方5時から8時にかけて自室での転倒
・尻もちに注意が必要、夜勤者と早番者の密な連携が不可欠という気付きに到達した。
また現場職員へはインシデントを計上することで評価に一切の影響を及ぼすことがない旨、今回のように統計としてまとめ、ご利用者様の安全に繋げることが目的であることをつけ加えた。
リスク管理である、「ひやりはっと」とは職員個々の不注意もその要因であるが、事業所全体の決まりやルールといったシステムに欠陥があり、それが発生要因になっているケースもまた多い。その中で現場職員に対し頭ごなしに叱責をしたとしても根本的な問題解決にならないというスタンスで運営にあたりたい。
防災訓練/平成26年12月18日(木)
火元は現場職員へ公開せず非常ベルの合図とともに担当職員が火災受信板を頼りに火元を特定します。
現場職員が普段消化器の場所を把握しているかチェックです。
初期消火活動にあたります。
速やかな避難誘導後現場責任者が点呼を行い、逃げ遅れた方がいないか最終確認です。
嘔吐物処理のトレーニング/平成26年11月26日(火)
『にじいろ太田の嘔吐物処理への取り組みをご紹介します』
①嘔吐した人への対応、嘔吐物で窒息しないように側臥位にするなど。
②周囲にいる人を離れた場所へ移動させる
③嘔吐物処理セットを設置場所より持ってくる(にじいろ太田ではデイ及び有料老人ホームの脱衣室洗面台の下に設置)
≪注意≫処理は最少人数で行い必要物品を嘔吐物処理セットより取り出し、バケツにかけてあるビニール袋を嘔吐物の近い場所に置く。
※今回はちぎった折り紙を嘔吐物と想定しました
①嘔吐物全体を新聞紙で覆う(病原体を飛散させないため)
※周りに人がいなくて、嘔吐物が新聞紙で覆われていればあわてる事なく作業に入れる。
①使い捨てプラスチックガウン・マスク・プラスチックグローブ(2枚)を着用する。
【消毒水を準備する】
①嘔吐物処理セットの中に備えている二つ目のバケツに水を入れる(3Lの所にマジックで線を付けてあるので、その線まで水を入れ、これも嘔吐物処理セットに備えているハイター50cc(ペットボトルの中には元から50ccしか入れていないので、そのまま全て3Lの水の中に入れ消毒水を作る)。
②完成した消毒水に古新聞紙3~4枚、古タオル2~3枚をひたし、軽く絞り汚染されていない床に置いておく(新聞紙は強く絞ると広げにくくなるので注意しましょう)。
【落ち着いて嘔吐物処理にあたる】
①汚染された古新聞や古タオルを破棄するビニール袋を作業しやすい所に置く
②病原体を広げないようにゆっくりと「手順②」で嘔吐物全体に覆わせた新聞紙を外から内側へ取り、準備してあるビニール袋に捨てる。
①準備した消毒水に浸けておいた新聞紙を使い外側から内側へと(キレイからキタナイ方へと)向かって拭きましょう。
≪注意≫拭き取った嘔吐物はこぼさないように落ち着いてビニール袋にいれる。
①新聞紙で嘔吐物を拭き取った後、再度消毒水に染み込ませた古タオルを使いしっかりと外から内側へと拭き取る
≪注意≫拭き取る際、膝が汚染された場所につかないようにする。
拭き取った古タオルをビニール袋に破棄する。
①もう一度消毒水を染み込ませた2枚目の古タオルで再度外から内側へ向かって拭きビニール袋に破棄。
≪注意≫一度だけで古タオルで拭いても拭き残しが見られる為、再度入念に拭き取る。
①嘔吐物を拭いた古新聞・古タオルを入れたビニール袋をしっかりと絞り上げる。
②ビニール袋がかかっているバケツに、汚染された古新聞や古タオル入りのビニール袋を静かに入れる。
①使い捨てプラスチックガウン・プラスチックグローブ・マスクを外しビニール袋のかかっているバケツの中に静かに入れる。
②使い捨てプラスチックガウンは首の所から引きちぎり、汚染面が内側になるように汚れている所を内側に巻き込むようにし、腰の辺りで折りたたむ。
③袖から両腕を静かに抜く。
①落ち着いて、汚染されている所に触れないように注意する。
≪注意≫使用後の使い捨てプラスチックガウン表面は微生物に汚染されているので触れないようにする。
①外した使い捨てプラスチックガウンをビニールのしてあるバケツの中に破棄する。
①プラスチックグローブは汚染している所に触れないように静かに外す。
②片側の袖口をつかみ、外側が内側になるように引っ張る。
③脱いだグローブを反対の手で持ち、手袋を外した手を袖口になるように引っ張り外す。
④マスクは外側に触れないように耳のゴムを指で外して表面に触れないように破棄する。
⑤バケツの袋をしっかりと締め上げる。
↓最後ににじいろ太田ではステリープロの原液を嘔吐場所、嘔吐処理をした人の衣類及び靴に噴霧する。
↓ゴミを捨てる人は嘔吐物処理をした人が行う(汚染している人を最小限にするため)。
↓最後に手洗い・うがい・消毒を念入りに!!
↓嘔吐されたご利用者の状態観察に向かう。
↓次に備え、不足した嘔吐物処理セットの物品補充をする。
外部講師をお招きしてのウイルス感染予防勉強会/平成26年11月25日(月)
手洗いの正しいやり方とマスクの適切な付け方、ノロウイルスを拡散させない手順など学びました。
日々行っている手洗いやマスク装着、日々やっているために逆に方法が疎かになったり、自己流で済ませてしまう場合があり再確認できた良い場となりました。
救命講習を受講しました/平成26年10月28日(火)
太田市消防本部様より救命救急士がにじいろ太田へ講師となり派遣され、胸骨圧迫法(心臓マッサージ)やAEDの手ほどきを受けました。
お年寄りの骨はもろく胸骨圧迫を施すことにより胸の骨を骨折させてしまう可能性があるのですがそれでも適切に脳への血流を確保する観点からためらわずに圧迫するようご指導を受けました。
集団感染予防について/平成26年10月27日(月)
スタッフが行政主催の集団感染予防研修会に参加してきました。
結果は即座に現場にフィードバックです。
これから本格的な感染症蔓延期に入ってまいります。
緊張感を持って対応していきたい所存です。
毎年感染予防の方法や手技も変化して参ります、にじいろ太田の集団感染予防システムも常に最新の状態に維持して参ります。
昨年のオープン時から事業所内二か所に設置しております「嘔吐物処理セット」です。
今回の行政研修に参加しセットの一部に変更があり即追加しました。
腰痛予防について/平成26年9月22日(月)
腰痛予防について
みなで議論中
車いすから移乗後の安全なポジショニングの確保/平成26年8月25日(月)
車いすからベットへの移乗動作後に正しいポジショニングを確保しないと足がベットから落ちたりしてしまい転落の危険性があります。そこで今回の研修では、ベット移乗後の適切なポジショニングの確保について皆で手技も含め議論しました。
○ 気 付 き ○
介護ベットに必ず付属しているベット柵(サイドレール)の幅が長い場合、それが邪魔をしてベットに腰を下ろした場所が枕側より距離を取ることがある。結果的に腰を下ろした場所を起点に仰臥位(仰向け)にすると枕より下に頭が来てしまい、更に枕まで身体を引き上げる介助が発生しご利用者様も介護者に取っても負担が大きい。そこでベット柵の位置をずらし、できるだけ枕側で腰を下せるようにする、そうする事により一回の動作で適切な仰臥位や側臥位のポジショニングが確保でき頭は枕付近まで到達するのでその後の引上げ動作が不要となる。
安全な平行移乗の検討/平成26年7月28日(月)
高度要介護者に対する褥瘡治癒計画のシステム化~DAR法を用いて~
D・A・Rとは
Data(データ)
Action(アクション)
Response(レスポンス)の略で手順技法の一種である。
介護者が支援を行う過程でまずは現状の課題を事細かく分析し様々な角度から情報収集を行う、次に改善策を検討し実際に施す、そして実行されたアプローチがどのような作用を及ぼしたのか検証作業に入りより洗練された支援内容を獲得する言わばルーチンワークのことである。 当ホームでは褥瘡治療に向けて各専門職が一つとなりDAR法による褥瘡治癒計画のシステム化を目指している。
褥瘡という課題を早期に解決へと導くために必要なこと、それは『チームで事にあたる』ことと考える。そのためにまず取り組むべきことは介護職や調理職をも巻き込んだアプローチを展開することである。褥瘡は立派な疾患である、したがって医師や看護師の領域だと勘違いされる介護調理職も少なくない。しかし定時の除圧介助、排泄や入浴介助による部位の清潔保持、栄養改善に向け根気よく行う食事摂取介助。調理職も同様、好みの食材は何か、軟らかさや硬さは、温度は、カットする大きさは、どうすれば食事摂取量は向上するのか、毎回下膳されてくる食器たちを見て修正する、時には直接食事中のご本人様の所へ足を運び観察する。 看護職では当たり前の知識、それは採血結果の各項目の意味するところや薬剤の作用や効果などを介護職も共有する、結果として介護職の褥瘡に対する意識を膨らませることに繋がるのである、つまり訳も分からない事に対して興味を持てといってもなかなか集中できないわけで、どのようにマネジメントをすれば介護職を置き去りにせず職員全体で物事に取り組む事ができるのかが鍵となる。添付資料は実際に現場に流した資料であるが、介護職者も内容が理解できるようBMIとは何ぞや、HDS-Rとは何ぞやまで具体的に記述している。また軟膏の成分やTPとALBなどの採血結果の意図するところも解るようにしている。そして褥瘡と向き合ってきた期間を添付資料のようにまとめ現場の軌跡を努力を目に見える形で評価する事でおのずと職員個々の自信にも繋がり必然的にそのホームごとの褥瘡治癒計画は完成していくのであ る。完成さえすれば後はそのシステム通りに手順を踏む事で早期に良い成果を望め褥瘡で苦しい日々を送っておられるご利用者様もHAPPYになれるのである。
堀内元
オムツの当て方勉強会を行いました/平成26年6月19日(木)
避難訓練を行いました/平成26年6月19日(木)
移乗動作の検討/平成26年5月26日(月)
口腔ケア勉強会を開催しました/平成26年3月19日(水)
口腔ケア勉強会を開催しました
口腔ケア勉強会を開催しました
当ホームと同じ町内で開業されております
長谷川歯科医院様より理事長の長谷川嘉一様を講師にお招きし、口腔ケアの重要性について解りやすくご教授いただきました。
勉強会の後半ではスタッフやご利用者様より長谷川先生へ積極的な質問もあり、活発な質疑応答となりました。
今回学んだ知識を、ケアという形でご利用者様に還元できるよう努力して参ります。
AED(自動体外式除細動器)研修
急変時にも迅速な救命処置ができるよう、段階を踏んだ学びをします。
最初はDVDを活用し基礎的な操作方法を習得します。
次のステップでは実際に模型を使った操作方法を習得します。
職員合同研修会
オープン前に全職員が一同に集まりにじいろ太田の理念や基本方針、ビジョンなどの確認作業を致しました。